2011年12月03日

美しい北京が観られる 映画「ラストエンペラー」

北京に行く気分を盛り上げようと、映画「ラストエンペラー」を観なおしました。奇しくも清朝そして中国最後の皇帝となった愛新覚羅溥儀の一生を映画にしたものです。

当時アカデミー賞を9部門も受賞してかなり話題になったけど、名作は時間が経ってもやっぱり良いですね〜ぴかぴか(新しい) 中国に行き、このあたりの歴史を少し知った今観なおすと、昔は印象に残らなかったシーンが実はストーリー上大事なシーンだったことが分かったりして。

主要人物は英語を話しその他の人物は中国語なのでちと不自然なのは否めません。けれど紫禁城、颐和園、長春の旧満州国皇宮、などなど実際に歴史が動いた本物の場所でロケしてるんです。特に中国共産党の許可を得て、数週間観光客を締め出し貸切で撮影したと言われる紫禁城のシーンは圧巻です。重要な宮中儀式にはたくさんのチベット僧が取り仕切っていたんだなー。そして何と言ってもあの坂本龍一の魔法がかかったように頭から離れなくなる音楽と撮影監督ビットリオ・ストラーロの格調高い映像(ともにアカデミー賞受賞)。もうやだ〜(悲しい顔) 美しいの一言です。

溥儀が亡くなって20年足らずでこんな映画を作れたなんて当時の状況を考えると奇跡に近いことだったのではないでしょうか。撮影当時は経済発展が本格化する前で、北京にも1940−60年代の雰囲気を残すロケ地がまだたくさん残ってたでしょうね。例えば今この映画を作ろうと思っても同じ雰囲気は絶対出せないでしょう。紫禁城も、観光客として行くとただ広くてたくさん歩かされて溥儀が座ったという玉座を見ても当時のイメージが湧かなくて、ふーんって感じなんですけど。この映画見てから行くとちょっと想像できるのかも。るんるん

ちなみに中国ではこの映画は公開されなかったらしく、中国人の友達は誰も知らなかったです。代わりに、中国が独自に作った「最後の皇帝」という映画があって、よくおじちゃんたちが自転車の荷台に乗せて売っているDVDの山の中で見かけた記憶があります。が、きっと独特の解釈で作られているので全く別の作品になっていることでしょう。

今回はまったツボが、戦犯収容所で溥儀を厳しく尋問するおじさん。若いころの毛沢東にそっくりな俳優さんを使っていて笑えます(しかもほっぺがチーク塗ったみたいなピンク色)わーい(嬉しい顔)。実際は毛沢東は既に共産党幹部だったからまさか直々に溥儀を尋問することはなかったと思いますが、監督の遊び心でしょうか? 細部までこだわっていて何度見ても新しい発見がありそうな映画です。



posted by Nico at 20:30| 北京 | Comment(0) | 引越し準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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